2012年11月25日日曜日

ニコ生公式 豊川信金立てこもり事件 警察の自粛要請後も生放送継続

11月22日に愛知県豊川市で発生した豊川信用金庫立てこもり事件で、生放送をしたニコ生公式が警察の生中継自粛の要請後も生放送を継続していたことがわかった。





ニコ生公式同日19時ごろから犯行現場から生放送を開始。一旦放送を自粛するも、犯人確保や人質保護の瞬間をとらえた。

過去記事:豊川信用金庫立てこもり事件 犯人逮捕と人質救出の瞬間を公式のカメラがとらえる
http://niconamabiboroku.blogspot.jp/2012/11/blog-post_23.html



そして24日に毎日新聞がニコ動が生放送をしていたことを報じた。

信金立てこもり:ニコニコ動画が中継継続 自粛要請遅れで - 毎日jp
http://mainichi.jp/select/news/20121125k0000m040067000c.html

 愛知県豊川市の豊川信用金庫蔵子(ぞうし)支店の立てこもり事件で、県警がマスコミ各社に現場の生中継などの自粛を求めた後も、動画サイト「ニコニコ動画」は生中継をしていた。人質の安全確保を理由に県警記者クラブに自粛要請があったが、ニコニコ動画はクラブ非加盟のため伝わるのが遅れた。要請を知った後は生中継を一時中断した。インターネットメディアが登場するなどメディアが多様化する中で、捜査当局は新たな対応を迫られている。

 ニコニコ動画は、事件発生から約5時間半後の22日午後7時45分ごろから同支店付近の生中継を開始。報道関係者が待機していた同支店近くの集合住宅敷地内から、同支店の外観や取り巻く警察関係者の様子などを配信していた。

 中継を中断したのは23日午前0時半ごろ。画面やツイッターで「犯人を刺激するおそれがあるため、生中継中止の要請がありました」と説明した。容疑者の身柄を確保した同日午前3時過ぎに中継を再開した。

 この事件では、長久保浩二容疑者(32)=人質強要処罰法違反などの容疑で送検=が籠城(ろうじょう)中に、支店内のテレビでニュースを見ていることが判明。県警本部からは、毎日新聞やテレビ局など14社が加盟する愛知県警記者クラブに、捜査員などの動きが長久保容疑者に悟られないよう、22日午後7時以降は、容疑者確保まで現場の生中継やインターネットへの写真掲載を自粛するよう要請があった。

 県警は、この件について、公式なコメントは出していない。【加藤潔、安達一正】




毎日新聞は警察の生中継自粛要請後のニコ動の中継継続を問題視した。



記事中でもわかるようにニコ動が放送を中継を続けた理由として、ニコ動は記者クラブに所属していないため、警察からの要望が遅れて伝達されたからだという。


ニコ生での中継中、ひろゆきも犯人に放送を見られていることを懸念していた。今回の事件現場でのインターネットの中継は様々な課題を露わにした。こういった事例はニコ生だけではなく、誰でも手軽にできるインターネット中継のこれからの課題なのかもしれない。





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